’99〜’00シーズン調査結果
平成11年度のスキー場傷害調査は、 2000年2月の1ケ月間に全国47のスキー場の協力により実施されました。 集計の関係で45のスキー場のデータとして5,567人のスキーとスノーボード等の傷害に関するデータが得られました。 本報告書は、 それらの貴重なデータを集計し、 様々な項目で分析を試みて作成したものです。 スキー場における楽しみ方が新しい用具の登場などで様々に変化する中、 スキーヤー、 スノーボーダーの傷害の発生状況や態様も以前とは違ってきています。 そのような事情に対応すべく、 今回の平成11年度 (1999 / 2000シーズン) の傷害調査は、 従来の調査用紙を全面改訂し、 集計方法も一新して実施しました。
全国スキー安全対策協議会の傷害調査については、 大きな流れとして3期に分けることができるでしょう。 第1期はスキーの傷害調査として実施していた時期 (昭和50年代後半から平成6年度まで)。 そして、 スキー場にスノーボードが急増し、 スキーヤー用の傷害調査用紙とスノーボーダー用の調査用紙を用いて、スキーとスノーボードの傷害を調査した時期。 そして第3期が今回の新しい用具等に対応し大きく集計方法を変えた時期です。 その第2期には次のようなことが問題として浮上していました。スキーの種目が従来のノーマルスキーに加えてカービングや短いファンスキーなどを楽しむ人が増えてきて、 それらの傷害をスキーとして一緒に集計していいのか。 受傷場所については緩斜面、中斜面、 急斜面の3項目だけしかないが、 ハーフパイプやワンメイクジャンプでのケガが増加し、 スノーボードばかりでなくファンスキーの人たちもそこで受傷したりしている。せっかくの調査集計でも単純集計だけの分析では実態が把握し難い。 これらの問題に関しては、 小さな修正で対応することは困難であり、 大きく変える必要に迫られたわけです。
最後に調査にご協力いただいた全国47スキー場の関係の方々および直接調査用紙に記入いただいた受傷者の方々に対し感謝申し上げます。