はじめに

 このスキー場傷害調査報告書は,全国スキー安全対策協議会から協力依頼したスキー場のデータをもとに作成しております。2004/2005シーズンより,新たに北陸信越索道協会の舞子後楽園スキー場と上越国際スキー場の2スキー場が加わりました。

 縦断的な調査のためには,協力スキー場を固定する必要があります。一方,全国的な傾向を把握するためには少しでも多くのデータを収集する必要があります。最近はスキー場入場者の減少に伴って,協力スキー場からの傷害のデータも減少してきました。しかし,予算や作業量などの問題があり,大幅に協力スキー場を増やすことは不可能です。そのような状況の中で,お申し出戴いたこれら2スキー場に協力をお願いすることになりました。

 昨シーズン(2004年2月)の傷害発生率は,若干ではありますが減少傾向を示しました。今回(2005年2月)の調査では,協力スキー場が昨シーズンと異なることを考慮しても明確に減少しております。このことは,スキーの傷害発生率が減少したことによるもので,スノーボードの傷害発生率は,昨シーズンと同様でした。

 (財)全日本スキー連盟教育本部は,昨年11月に日本スキー教程「安全編」を全面改訂して「安全へのシュプール」を発刊しました。この本が安全で楽しいスノースポーツのますますの発展のために,指導者をはじめ,多くのスキーヤーやスノーボーダー,スキー関係者等に貢献できることを期待しております。

 この報告書が各スキー場における次期シーズンの安全計画やスキー学校等の指導計画の作成等に少しでもお役に立てば幸いであります。
調査に協力いただいたスキー場,スキーパトロール,受傷された方々に厚くお礼申し上げます。

平成17年9月
(財)全日本スキー連盟教育本部
安全対策部運営委員会
委員長 速  水    修